一級品ボタン剣珍品と言えるでしょう。マイセン人形と聞いて皆様が思い浮かべる貴婦人や天使などのフィギュリンとは、だいぶ趣が違っています。恐らく、ケンドラーという名前は皆様ご存知かもしれませんが、オットー・ピルツはどうでしょうか?彼はドイツを代表する彫刻家であり、その彼が得意とした物の一つに動物があります。一目で彼の作とわかるこの作品は彼の代表作として知られており、しばしば美術書などにも登場します。この作品の主役は、やはり山羊でしょう。必死に踏ん張る少女を、これでもかと引っ張っている山羊達。ほのぼのとした中にも、非常に力強さや躍動感を感じさせてくれます。また、この作品の初形は1906年ですが、この品のマイセンマークはボタン剣後期。ピルツは1934年没ですので、同氏が存命中(オリジナル)に制作されており、大変稀少性が高いと言えます。「白山羊さんからお手紙着いた~」の歌を口ずさまずにはいられませんが、歌っても歌わなくても、ご検討頂けましたら幸いです。(サイズ)横の長さ : 45 cm 強※角の何本かは専門家による修復がされています。購入前に完品を探しましたが、ボタン剣期オリジナルで角が残っているものは殆どありませんでした。ヒビがない点でも稀少です。